惚れた病に薬なし。

エンタメ大好き女が書き留める備忘録。

ありがとう、ダニー・タナー。

こんばんは、ねこうさです。

違う内容のブログを書いていたところに、衝撃的なニュースが飛び込んできました。

【速報】「フルハウス」ダニー役ボブ・サゲットが死去 ホテルの部屋で亡くなっているところを発見される - tvgroove

 

嘘だと言って…と言いたくなるぐらいショックなニュースですが、フルハウス・フラーハウスのキャスト達も続々と追悼コメントをSNSに上げていて、現実のようです。

 

私はフルハウスが大好きで、フルハウスで育ったと言っても過言ではないぐらい小さい頃から何度も何度も見返しています。このブログでよくNetflixの作品についての記事を書いていますが、そもそも私がNetflixを利用するようになったきっかけが、フルハウスの続編であるフラーハウスがNetflixで配信されるためでした。それが今となっては色んな作品を見ていますが、度々料金値上げのニュースが出る度「フルハウスとフラーハウスがいつでも全シリーズ全話見れるなら安いじゃん!」と思うぐらいにフルハウスのオタクです。

 

ボブ・サゲットの代名詞、フルハウスのダニーという役について今更私から説明する必要はないと思いますが、ダニーは娘のDJ、ステファニー、ミシェルのパパでありながら、世界中の視聴者のパパであったと思います。

私が何度もフルハウスを見返すのは、見る度に新しい発見、学びがあるからです。ただただ習慣的に見ていた子供の頃には気付けなかったことに、大人になってから気付く。フルハウスは毎回教訓のようなテーマがあります。その多くはダニーの台詞に隠されています。

例えば、記念すべき初回、シーズン1の第一話「ごちゃまぜ家族誕生」。ダニーの妻であり、DJ、ステフ、ミシェルの母が交通事故で亡くなった後、ダニーを手伝うために叔父のジェシー、ダニーの親友ジョーイがタナー家に引っ越して来ます。そのため、これまで一人部屋だったDJが妹のステフと相部屋になるのが嫌でガレージに逃げてしまいます。その時ダニーはDJと話し合いの時間を設けます。「こんなの不公平よ。私にはママもいない。(ママ亡き後手伝いに来ていた)おばあちゃんも行っちゃった。それに部屋までなくなった。みんなどんどんなくなっちゃうんだもん。」と言うDJに対し、ダニーは「その気持ち、よくわかるよ。ママがどんなに恋しいかも分かっている。パパも同じだからだ。」とDJの気持ちに寄り添った後、「でもパパがいるだろ。ステフもいるし、ミシェルもいる。ジェシーおじさんもジョーイもいる。みんなが家族だ。」と血の繋がり以上の家族の存在を教えます。このような台詞の真の意味を大人になってから分かるんです。何度も見返すことで、ダニーの台詞に隠された言葉の意味やフルハウスと言うドラマが伝えたかったことに気付き、自分の成長につなげてきました。私にとっては学校の道徳の授業よりも人間的に成長させてくれたドラマです。自分に子供が出来たら絶対見せたい作品。

 

ボブはフラーハウスSeason2配信前に行われたジャパンプレミアで、DJ、ステファニー、キミー、ジョーイ役のキャスト達と共に来日し、そのイベントに私も運良く参加できました。その時の思い出を最後に書こうと思います。

5人の雰囲気が昔からドラマで見ていたタナー家そのもので、イベント中ずっと感動しっぱなしでした。娘とパパとジョーイとキミー、あの雰囲気がそのままなんです。イベントと言うよりドラマを見てるようでした。あの空気感はきっとDJ、ステフ、キミー役のキャストが小さかった頃からボブが親のように彼女達を愛してきたからだと思いました。ボブは日本のこともすごく気に入ってくれて「こんなに美しい国はない。」と言ってくれました。当時交際中で、後に妻となったケリーと日本全国旅したいとも言っていました。

 

私はこれからもフルハウスを何度も何度も見返し、ダニーからたくさんのことを教わり続けることでしょう。長い間ダニー・タナーとしてお疲れ様でした。ありがとう、ダニー・タナー。ありがとう、ボブ・サゲット。安らかな眠りをお祈りいたします。

 

 

 

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