惚れた病に薬なし。

エンタメ大好き女が書き留める備忘録。

【ネトフリのすすめ】二十五、二十一 - 스물다섯 스물하나 -

こんばんは、ねこうさです。

先日BTSのジョングクくんがInstagramでファンにNetflixのおすすめ作品を募集したQ&Aをしてくれたおかげで、Netflixのマイリスト登録作品が増えました。推しと同じ作品が見たいと思ってしまうオタクなので、これから少しずつ消化していこうと思うのですが。ジョングクくんはそのQ&Aを行った少し前に、とあるドラマのワンシーンをストーリーに載せていたんです。それがきっかけで私もその作品を見始め、案の定?いつも通り?その作品にハマってしまいました。

それが今回紹介する作品「二十五、二十一(原題:스물다섯 스물하나)」です。

二十五、二十一 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

 

 

あらすじ

1998年、韓国はIMF経済危機の真っ只中。

アナウンサーの母と二人暮らしの高校2年生、ナ・ヒド(キム・テリ)。ヒドは幼少期よりフェンシングに励んでいたが、所属するフェシング部が経済危機の影響を受けて廃部となってしまう。フェンシングを諦めきれないヒドは、かねてから憧れていたオリンピック金メダリスト、コ・ユリム(ボナ)が所属する他校のフェシング部に入部するため、転校を試みる。

一方、裕福な家庭で育ったペク・イジン(ナム・ジュヒョク)は大学生。ある日、父が営んでいた会社が経済危機の影響で倒産。家族は離れ離れで暮らすことになり、イジンも大学を休学。新聞配達や貸本屋のアルバイトで生計を立てることになる。

新聞配達中にヒドと出会ったイジンは、ヒドの天真爛漫な性格に惹かれていく。

 

 

1990年代後期と現代の対比

先述の通り、このドラマの舞台は1990年代後期の韓国。なので、登場人物たちの持ち物もその当時に流行っていたもの。連絡手段はスマホではなくポケベルや小さなガラケー。パソコンもモニターが分厚い。私が初めて使ったWindow95のパソコンを思い出しました。

それに合わせて、オープニング映像やエンディング映像もあの時代の雰囲気で作られています。当時を知らない今の若者でもどこか懐かしく感じると思います。

そして、このドラマはヒドの娘・ミンチェが母の過去の日記を読み解きながら話が進みます。視聴者はミンチェと一緒にその日記を読んでいる、という設定。そのため、1990年代後期のヒド、イジンのシーンと、2022年現在のミンチェのシーンが交わることがあるのです。

ミンチェはポケベルではなくスマホを使い、分厚いパソコンではなく薄型のノートパソコンを使います。この20年間の生活環境の変化が感じられるのも面白いです。

 

 

視聴を終えて(ネタバレ注意)

まず一言。テリちゃん本当に31歳????(もうすぐ32歳)このドラマの主人公、ナ・ヒド役のキム・テリちゃん。1990年生まれなんですよ。30代に見えない。ヒドの高校時代のお話が大部分を占めるので制服を着ていることが多いのですが、本当に高校生に見える。

そんなテリちゃん演じるヒドが若かりし頃に書き留めていた日記がこのドラマの主なストーリーになっています。

ヒドが高校2年生だった1998年。所属していたフェンシングが経済危機の影響で廃部となる。諦めきれないヒドに対して、顧問は「お前の夢を奪ったのは俺ではなく時代だ。」と返していました。この言葉を聞いて、ハッとしたんです。これは1998年の韓国のお話ですが、今この2022年にも同じ環境に置かれている人がいるのでは、と。コロナ禍で会社の倒産、失業、廃業。これまでのような学生生活を過ごせなかった若者だけでなく、大人の中にも時代に夢を奪われた人がいる。私もそうだ。それに気付いた時このドラマに惹かれました。ヒドはどう言う方法でこの時代がもたらした危機を乗り越えていくのだろう、と。

そしてもう一人の主人公、ペク・イジン。通称ペギジン。父の会社が倒産したことをきっかけに人生が一転したイジン。彼もヒドと同じように、時代に夢を奪われた一人。大学生にはなかなか厳しく辛い状況の中、生計を立てるためのアルバイトの途中で出会ったのが、近所に住んでいたヒド。

出逢った頃は友達のようでもあり、兄と妹のようでもあった関係の二人の間に次第に恋愛感情が芽生えていく。ヒドより先に、ヒドより大人のイジンがその気持ちに気付き、その感情がイジンの言動に徐々に出てくるのがきゅんとしました。それにしても、イジン役のナム・ジュヒョクさん、少女漫画から出てきたみたいに眩しい、爽やか。存在がシーブリーズ

 

そしてそして、もう一人の重要人物、コ・ユリム。

最近始まった韓国の番組「QUEENDOM2」の参加グループ紹介動画みたいなやつを見ていたら、コ・ユリムが出てきてびっくりしました(笑)コ・ユリムを演じるボナちゃんはアイドルグループ・宇宙少女のメンバーだったんですね。本業の女優さんだと思っていたので、音楽番組やMVでバチバチにかっこよく踊るボナちゃんがすごく新鮮。これから注目します。

そんなボナちゃん演じるユリムはヒドにとって憧れの存在。ユリムに憧れ、ユリムのライバルになることを夢見て、ユリムと同じフェシング部に入るために転校してきたヒド。そんな自身に憧れを抱くヒドに対して、最初は冷たくあしらうユリム。この二人の関係性もストーリーが進むにつれて徐々に変化していきます。

 

恋愛ドラマと言えば恋愛ドラマだし、友情ドラマと言えば友情ドラマだし、スポーツドラマと言えばスポーツドラマだし、恋に友達にスポーツに忙しい高校時代ならではの青春ドラマと言うのが一番合うでしょうか。

ヒドの日記が主なので最初はヒドの悩みが中心に描かれるのですが、イジンと出会い、ユリムがいる高校に転校し、ヒドが新たな環境で出会った人達それぞれも悩みを抱えているんです。憧れていたユリムも、仲良くなったクラスメートも、部活の後輩も、コーチもみんな辛い過去や悩みを抱えて、壁にぶつかりながら生きている。分かってはいたけど、改めて人生ってそう言うものだよなーと思いました。

 

オープニング映像やエンディング映像も当時の雰囲気の映像であると書きましたが、ドラマの中で流れる音楽もどこか懐かしく感じる曲が多いです。特にSEVENTEENのドギョムくんが歌っている「Go!」と言う曲。

youtu.beなんでしょう、エモくないですか??メロディーもドギョムくんの歌声も。ヒドやユリムがフェンシングをしているシーンや、高校生活を楽しんでいるシーンで流れることが多いんですが、THE青春。眩しい。ポカリのCM並みに青春感あふれる映像になっていました。

 

今、高校生がメインのドラマとや映画を大人になった私が見ると「あぁ若いな~ww」とおばちゃん目線になってしまうことが多いのですが、このドラマは過去の青春を描いているせいか、自分も学生の頃に戻ったような気分になって見ていました。大人向け青春ドラマだと思います。

 

 

 

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