惚れた病に薬なし。

エンタメ大好き女が書き留める備忘録。

【ネトフリのすすめ】39歳 - 서름, 아홉 -

こんばんは、ねこうさです。

私は女性3人組がメインのドラマに惹かれる傾向があります。日本のドラマで言えば「東京タラレバ娘」「私が恋愛できない理由吉高由里子大島優子の組み合わせが好きなのかもしれない)、海外ドラマだと「NYガールズ・ダイアリー(原題:The Blood)」。

今回紹介する作品も同じく女性3人組が主役です。その作品は韓国ドラマ「39歳(原題:서름, 아홉)」。

39歳 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

 

 

あらすじ

皮膚科医のチャ・ミジョ(ソ・イェジン)、演技コーチのチョン・チャニョン(チョン・ミド)、コスメブランドのセールスマネージャーのチャン・ジュヒ(キム・ジヒョン)の3人は高校生の頃に知り合い、大人になった今でも大親友。40代目前、39歳の彼女達に悲しい運命が立ちはだかる。

 

 

大親友3人組

20年来の大親友3人組を演じるのはソ・イェジン、チョン・ミド、キム・ジヒョンの3人。実際に3人揃って1982年生まれの今年40歳。3人ともハマり役だったのですごいキャスティングですね。

ソ・イェジンと言えばNetflixの代名詞と言っては過言ではないレベルの大ヒット作「愛の不時着」で知られています。私はまだ見れていないので、今作がソ・イェジン初見でした( ˙▿˙ ; )

俳優達の演技コーチをしているチョン・チャニョン役のチョン・ミドは、これまたNetflixで人気の「賢い医師生活」に出演。「賢い医師生活」がドラマ初出演で、それ以前はミュージカルを中心に活躍していたそうです。

そして、コスメブランドのセールスマネージャーのチャン・ジュヒ役のキム・ジヒョンもミュージカル界を中心に長年活躍している俳優さんです。

 

 

視聴を終えて(ネタバレあり)

冒頭に書いた通り女性三人組ドラマに惹かれる習性を持っているので「女性が3人集まって面白くないわけないでしょ?!」と言う浮足立った気持ちで見始めたんですが...2話ぐらい見終わった時でしたかね。思ってたんと違う...。゚(゚´ω`゚)゚。

仕事は順調。恋愛はちょっとご無沙汰。それでも3人仲良くこのまま年齢を重ねていくのだろう、と思っていた彼女達の人生を大きく変えた出来事。それは3人一緒に受けた人間ドック。検査の結果、チャニョンがステージ4のすい臓がんであることが発覚。生存率は0.8%。抗がん剤治療を受ける道もありましたが、チャニョンは「病室で死を待つのは嫌なの」と治療を断ります。

もし自分がチャニョンだったら?私も多分治療を断るかもしれない。いや、わからない(笑)でも残り短い人生の時間を治療に費やすなら、自由に好きな事をしたいと言う考えには共感します。本当に難しい決断。

日本では人生100年時代と言われる現代で、39歳は自分や同世代の友人の死を考える年齢ではないと思います。チャニョンのように親も存命の場合が多いでしょう。自らの"死"に直面するには早すぎる彼女達が現実を受け入れ、残された限りある時間を互いに支えながら生きていくお話。

 

序盤でチャニョンのお葬式のシーンが流れるので、結末を分かってドラマを見て行くのは新鮮かもしれません。見ている側も3人と一緒に残された時間を過ごしている感覚でした。

チャニョンは次第に死を迎える準備、終活を始めます。遺影となる写真を撮ったり、納骨堂を予約したり。チャニョンに感情移入して見ていた私も余命が分かっていたらちゃんと準備して、消すものは消してw、この世を去りたい。自分で自分の遺影を選びたい。葬式のBGMもお花も自分で選びたい…とまで考えました(笑)

 

そして、「家族」と言うのもこの作品のテーマの一つ。

ミジョは養子として育てられ、実母の記憶がありません。そもそも3人が出会ったきっかけがミジョの実母探しでした。チャニョンは余生でやりたい事の一つにミジョの実母探しを提案します。その結果ミジョは思いもよらぬ形で実母を見つけ、再会を果たします。その実母がまぁーーー厄介で。ミジョとの再会シーンは恐怖すら感じました。やべぇ奴感しかない。それほど俳優さんの演技が素晴らしかったです。

 

女性3人組ドラマに欠かせない要素、そう!恋愛。今作もあるにはあるんですが、他のテーマが重すぎてサブ要素感がありました。が、ミジョもジュヒもお相手が見つかるハッピーエンドで終わって良かった。

 

韓国ドラマは1話の時間が長く、話数も多いため色んな要素が複雑に絡まっている印象があるのですが、今作も生と死に直面する場面もあれば、複雑な親子関係に焦点が当てられていたり、恋人や友人との他愛もない時間を過ごす場面もあったり。とにかく感情が忙しかった。

でも人生ってそう言うものですよね。何もない時は本当に何もないのに(笑)、何かある時は一気に来る。そう言う時に、そばにいてくれる友人や恋人、家族の存在の大きさ、有難さを再確認したドラマでした。

 

 

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